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〜国重要文化財 福山城伏見櫓〜

福山城伏見櫓 昭和8年(1933)国重文指定 桁行(けたゆき)8間、梁間(はりま)3間、三層入母屋造、本瓦葺。北を正面に建てられている。この櫓は元和8年(1622)藩主水野勝成の福山城築城にあたり将軍徳川秀忠が伏見城の一部を移築させたという。昭和29年(1954)の解体修理の折、梁の陰刻に「松の丸東やぐら」とあるのが発見され、移建の伝えが明らかになった。 櫓は初層と二層は同じ平面の柱割りとして、東西方向に棟を付け、さらにその上に下層よりやや小さい三層を載せ、南北棟の入母屋造りの屋根としている。内部は階段を付け、床板敷き、小屋梁天井とし、外部は東・西・南に多くの窓を開き、初層・二層を柱形・長押形を表した白亜塗りとし、三層を塗籠めとしている。 これらの構造や手法は、城郭建築史上、初期の様式を残す慶長年代の城郭建築のひとつの典型として貴重である。また伏見城の確かな遺構としてきわめて価値の高いものである。

資料(福山市教育委員会 福山城博物館友の会 福山城ボランティアガイド) 位置(文化ゾーンマップより)

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